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ウィーン国立歌劇場 「こうもり」 [ウィーン インサイド]
ウィーンの新年はニューイヤーコンサートとオペレッタ「こうもり」で始まります。
ということで、「こうもり」を見てきました。
ウィーン国立歌劇場 Wiener Staatsoper

ネオ・ロマンチック様式のど派手な外観です。中も荘厳な階段があちこちに配置されています。しかし、ホールはあっさりした装飾でちょっと拍子抜けするほどです。飾り気の少ない外観&豪華な内装のムジークフェラインとは正反対です。
この大きな建物に不釣合いなほどこじんまりしたホール、いやオペラ劇場の適正なサイズのホールに比して随分大きな建物です。その理由は、舞台が観客席と同じ広さ奥行き高さであること、ホールの外には大きな歓談用ロビーが広がっていることによります。たくさんある丸い立食テーブルにRESERVED札が置かれていました。オペラの休憩j時間にシャンパン・ワイン・軽食で歓談するのがおしゃれなんでしょう。まあ、ごった返しているし時間もごく限られるのでそれなりですが。



ここで一つ発見!
昨晩シルヴェスター・コンサートで見かけたウィーンフィルメンバーの何人かが翌日国立歌劇場で演奏していました。ウィーンフィルそのものはウィーン国立歌劇場管弦楽団の部分集合ですから、双方に属する団員が日程に合わせて持ち回りで演奏しているわけですね。

肝心の「こうもり」ですが、それはそれは素晴らしい衣装と舞台セットで、歌そして華麗な踊りに魅了されました。特に第2幕は目を見張る素晴らしさです。でも、第3幕はセリフの時間が長い上に動きが少ないという試練の時間でした。(^^;
役者さんが面白いことを言うたびに観客にうけていましたが、何が面白いのかさっぱり分からず。
ウィーンのその年の話題やゴシップをアドリブでしゃべっているということで、ドイツ語がわかったとしてもウィーンっ子でないとついていけないようです。
ウィーン少年合唱団 王宮礼拝堂の日曜ミサ [ウィーン インサイド]
今年のニューイヤーコンサートではウィーン少年合唱団も登場して2曲歌ってくれました。
そのウィーン少年合唱団の歴史は15世紀まで遡りますが、そもそもの発祥はハプスブルク王宮礼拝堂で行われるミサのために組織された合唱団です。現在でも毎週日曜ミサで歌っており、このミサはチケットを手に入れれば入場できます。1月1日(日曜日)に日本で事前に入手したチケットを持って行きましたが、当日券売り場に列が出来ておりダフ屋も出ていました。事前に入手できなかった場合でも当日朝早く(8時過ぎに)並べば立ち見ですが入れるようです。
前日の快晴は続かずこの日は朝から小雨でした。
王宮礼拝堂の入り口

あくまでハプスブルク家のための礼拝堂ですからこじんまりとしていて内装も期待はずれなほど質素なものです。席数も多くありません。王室ファミリーのためだけの礼拝堂ですから信仰のためにはこれ見よがしな装飾は不要なのでしょう。

事前の想像では神父の説教が主で後半に合唱団がミサ曲を歌うようなものかと思っていましたが、実際には神父の音楽的な説教と壇上の聖歌隊と少年合唱団が終始掛け合う形でミサが進んで行きました。見せること聴かせることをかなり意識した構成ですのであっという間に時間が過ぎました。事前にチケットを手配して聴きに行った甲斐がありました。
なお1階のフロアで着席して聴きましたが、ウィーン少年合唱団は階上の見えないところで歌っておりその姿は見えません。2階3階にある立見席ではテレビモニターで合唱団が歌っている様子が見れたようです。
ウィーン中央墓地 [ウィーン インサイド]
大音楽家が眠る中央墓地に行きました。


中央はMozart記念碑、左はBeethovenの墓、右はSchubertの墓です。写真の右手にはBrahmsとJohann Strauss親子の墓もあります。中央墓地が作られたのは1874年ですから、死後一旦別の場所に葬られていたものをここに移された墓もあります。
ただし、Mozartは映画「アマデウス」にもあるように聖マルクス墓地(共同墓地)に葬られたためその遺骨は特定できなくなってしまいこの中央墓地には埋葬されていません。
大音楽家が並ぶこの光景をみるとウィーンに対する畏敬の念が自然と湧き上がってきます。
ベルヴェデーレ宮殿 クリムト特別展 [ウィーン インサイド]
ベルヴェデーレ宮殿はオーストリア・ギャラリー(Österreichische Galerie Belvedere)として使われています。
ウィーン市街から行く場合、市街に近い側が下宮、次が上宮、一番遠くが正面入り口となります。上宮の横にも入り口があり、前回訪れた際はそこから入ってしまいましたがそれでは趣がありません。個人で行かれる場合には要注意ということで。
というわけで今回は正面入り口から入りました。
上宮

クリムトがお好きでしたら上宮のオーストリアギャラリーは絶対はずせません。
それに加えて今年はグスタフ・クリムト生誕150周年ということでウィーンのあちこちで特別展覧会が開催されています。現在下宮でもクリムト特別展をやっており、それを目的に再訪しました。
上宮から下宮とウィーン中心部を望む
高い塔はシュテファン寺院の南塔で高さが107mもあります。

下宮


ウィーンの冬はこのような快晴に恵まれることはめったに無いそうです。
ウィーン・フィル シルヴェスター・コンサート [ウィーン インサイド]
ニューイヤー・コンサートは11:00開演ですが、プレヴュー・コンサートとシルヴェスター・コンサートは19:00開演です。日本から行く場合には時差の加減で夜のコンサートは一番眠くなる時間帯にあたります。その点ではニューイヤー・コンサートがベストです。
さて、今回同行者の協力もあってさらに印象深い経験をすることができました。

ニューイヤーコンサート座席表
http://www.neujahrskonzert.at/seating_chart.pdf
私の席はParterreですが、先に紹介した写真はここから撮ったものです。写真から期待される通りの素晴らしい音で酔いしれました。
休憩中に同行者に席を代わってもらって後半はステージ上に設置された観客席で聴きました。
これがですね、文字通りステージ上でして右手を伸ばせば目の前のホルン奏者に手が届く位置でした。
座席は学校で使うような椅子ですが、こんなところに観客席を設置するなんてムジークフェライン以外ではありえんでしょう。


予定されたアンコールも全部終わって観客が帰り始めたところで一枚。
ここはとっても楽しい席です。
指揮者や第一ヴァイオリンを正面に見つつ右手で演奏しているコントラバスの迫力、目の前で演奏している管楽器や左手前方のヴィオラのリアルな音色、ヤンソンスが演奏者を鼓舞するアクションやおどけた仕草ががダイレクトに伝わってきて痺れっぱなしでした。
音楽的にはバランスが崩れるし迫力過多なのでお勧めとはいえませんが、リアルさとかワクワクドキドキ感を楽しめるのに結構安い席なのです。思いっきり痺れてみたいなら一度経験してみてはいかが。(^^:v
夜も更けて

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